2014年07月28日の投稿

油坊主と脂将軍

6月中旬頃から相模湾ではキハダマグロが跳ね始め、ルアーでボコボコ釣れてますね。こりゃ今年のコマセ解禁が楽しみだ~。

 

そんな投げマグロがすごい事になってる7月8日、同じ大物は大物でも深場の大物

 

「アブラボウズ」

 

に釣行してきましたよ。

 

今回選んだ場所はアブラボウズはじめメヌケ・マダラ・時にはキンキといったの超高級魚まで釣らせてくれる常磐の深場釣りのパイオニア、平潟港 第15隆栄丸さんhttp://www2.ocn.ne.jp/~ryuuei/にお邪魔してきました。

 

今回の相方は・・・

・・・・・

 

将軍様じゃないよね?(笑)

 

 

ポイントまでは航程2時間ちょっと。それでもここ隆栄丸さんは超大型船。広々畳敷きのキャビンで往復の航程もバッチリ睡眠を取っていけます。帰りの車の運転も楽ですよ。

・・・まぁワタクシは将軍様のイビキで熟睡できませんでしたが(笑)

 

当日は平日と言うこともありワタクシ達含め大型船に4名。片舷流しでワタクシはミヨシ、船長も胴の間で竿を出します。

今回使用した「マリンパワー3000」。パワーが強すぎてハピソンのバッテリー使えませんでした・・・

 

ポイントの水深は約540㍍。底はフラットながら所々根が点在し、ここがアブラボウズのポイントになってます。

ワタクシ自作の仕掛けはオーナー スーパームツ30号にケイムラクラゲ装着、ハリスはフロロ26号120㌢、幹はナイロン40号の2本針。エサはアナゴ半身1本とサバは縦に大きめ(3×30cm)カット。

 

トモからの投入でいざチャレンジ・・・も投入から数回はスカ。トモ側のお客さんにアタリがありましたが残念途中ですっぽ抜けでした。

 

そんなまったりのんびりした時間が流れる中、将軍様にアタリ。頃合いをみて巻き上げますが、強い引き込みもなく意外にすんなり上がってきます。船長も「こりゃ~アブラじゃないっぺぇ」なんて言ってたんですが・・・

 

・・・上がってみたら本命のアブラちゃん。サイズは20㌔弱といったところでしょうか?結局船中この1本のみと貴重な釣果となりました。前回のアコウ釣りの時のタカアシガニといい、ここのところ何だか神掛かってるなぁ~将軍様(^-^)

油坊主を持ち上げる

脂将軍の図(爆)

 

 

その後アブラボウズには見切りをつけて、ここから航程20分程の裏本命のメヌケポイントへ移動。

 

ここは水深380㍍ほどの為、オモリも500号から300号へチェンジ。起伏が激しい為アタリがあってもたるませず、1mずつ巻き上げてとのアナウンスがあります。

 

ワタクシもこれでもかと言う位のドヤ顔のチロちゃんに心を動揺しつつ(笑)、気持ちを切り替えて探っていると、1投目から心地よいアタリ。仕掛けを早々に回収せずに多点掛けを狙うと。・・・

タラちゃん3兄弟~♪

 

次の流しでは・・・

 

5㌔メヌケ~♪

 

その後の流しもマダラ主体ですが引切り無しにアタリが訪れ、終わってみればクーラー満タン、お土産ばっちり♪

マダラのサイズも3~7㌔で良型主体。まぁ夏のタラちゃんは身が旨いしね。アブラボウズはワタクシ今回不発でしたが、将軍様からのお恵みもある事だし(笑)、満足と言うことにしておきましょう(^-^)

 

で、お待ちかねの料理の時間♪ 

まずはタラちゃん

やってみたかったマダラの昆布〆。魚屋で買ったタラじゃあ出来ません。新鮮なタラちゃんだからこそ出来るんです。これも釣り人の特権ですね~♪お味の方も淡白ながら昆布〆特有のねっとりとした味わいで、酒飲みにはたまりません(^-^)

腹捌いたら大きな肝が出てきたんで、今回はちょっとシャレオツにソテーしてみました。フォアグラともアン肝とも違う、濃厚な旨味です。ただ食べ過ぎると体に良くないことは分かります(笑)

この時期にしては大きな真子が出てきたんで、そぼろにしてみました。ご飯の上にかけてみましたが・・・まぁ普通でした(^-^)

 

 

『タラと言ったら鍋でしょう!』ということで、暑い時期にあえてタラチリにしてみました。タラはやっぱり鍋ですね~。これも魚屋さんで普段買うタラとはまるで身のプリプリ感と旨味が違います。あえてこの時期の鍋、アリだと思います。

手前の赤魚はメヌケ。これはしゃぶしゃぶにしていただきました。

お次はメヌケ。まずは皮引きの刺身。この時期だからか程よい脂の乗りで旨いっす。

メヌケの粕漬け。まぁ間違いないですね。日持ちもしますし、酒の肴にご飯のお供にオススメです。

で、これが将軍様からのお恵み品、アブラボウズの西京漬け。脂ノリノリです。感じとしては銀ダラ・銀ムツをもっと上品にしたような・・・味は上だと思います。とにかく旨いです。

アブラボウズの煮付け。とにかく脂が強いんで、脂抜きの為に一度湯通ししてから調理するのがオススメです。それでも脂ノリノリなんで、関東風でより濃い目の味付けが良いと思います(^-^)

 

最近はなかなか上がる事の少なくなった「アブラボウズ」。だからこそ狙いたくなるのが釣り人の性。ワタクシももちろんリベンジ狙ってますYO

 

・・・あと脂将軍の爪の垢煎じて飲んでみます(笑)