落とし込んで、泳がせて・・・
西日本では人気が高く、主流となっている釣り。それは・・・
「落とし込み釣り」。
サビキ等で釣った小魚を針につけたまま青物のタナまで「落とし込んで」、大物を狙う釣法ですが、ここ関東ではマイナーな釣りです。ワタクシの知る限りでは御前崎まで行かないとできないんじゃないでしょうか?(西伊豆のヒラメサビキも似たような釣り方ですが)
そんな面白そうだけど関東ではできない釣り。それを行っている船宿さんを発見しましたよ。その船宿さんは・・・
片瀬港 渚丸さん
この渚丸さん、深場の大カマスで有名な船宿さんですが、その大カマスが釣れるまでの期間限定で落とし込み釣りで出船してます。ターゲットはもちろん冬の相模湾の大物といったら・・・・
ブリでしょう!
・・・そんな「夢」を求めて11月18日お邪魔してみましたよ。
渚丸さんは人数限定の予約乗り合いで出船してます。仕掛けも3本針までで、イメージとしては中深場の仕掛けがマッチしてるんじゃないかと思います。大カマス仕掛けでも対応可能ですが、相手はブリ。ハリスが若干細いと思うのでワタクシはムツ針18号にハリス10号50㌢の3本針仕掛でトライっす。
当日は午後から南西風が強く吹く予報。こりゃ前半勝負だぞ。ポイントに付くとアジビシ船も近くに見られます水深は150㍍前後でサバの反応が120㍍あたりに出ています。サミングして落としながらサバを付けて、そのまま底から5㍍まで落とし込んで青物のアタリを待つというスタイルのようです。
とはいってもムツ18号のサバ切り身エサに食いつくアジサバですから、それなりの良型。つい先日渚丸さんで14㌔のブリが上がったようですが、なかなか丸呑みするには難儀なエサのサイズですよ。
ワタクシにもサバの逃げるような、怯えているような動きはあるんですが・・・おしゃぶりされているだけなのか、弄ばれているだけなのか、遊びだけが目的の(笑)ブリちゃんからのアタリは程遠く・・・その後予報どおり南西風が強く吹き荒れ、無念の早上がりとなってしまいました・・・。それでも結果船中で5㌔クラスのヒラメが1枚と、同行した苦労人のおっさんのハリス切れが1回と雰囲気はあったんですけどね。まぁ勉強の為と思えば・・・ねぇ。(ちなみにワタクシはサバはリリース、良型のアジ3匹がお土産となりました。高い授業料になっちゃった?(笑)
せっかくなんで、腕をふるって姿造りの刺身&たたきにしてみましたよ。そりゃ時価ウン・・・円ですから(笑)、豪華にしないとね(^-^)
この渚丸さんでの落とし込み釣り、いつまで続くか分かりませんが、新釣法としては実に面白くて興味深いです。
泳がせ釣りよりもお手軽な感じですし、興味のある方はぜひどうぞ。ワタクシも機会があったらリトライ狙ってます。