一杯のカレーライス
「東北地方太平洋沖地震に際し被害をうけられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧をスタッフ一同お祈り致しております」
・・・本当は釣果情報も自粛しようかと思ったんですけど、飯岡港の各船宿さんも先週末から営業を再開したということで釣果報告をブログにアップしようと思います。少し前の情報となりますがご了承ください。
あと、被災者の皆様の心情をお察しして、今回の釣果報告はおふざけなしでお送りします。
今回ワタクシが釣行したのは近年外房方面でブームとなりつつある「ホウボウ」。タイラバなんかの外道として釣ったことはありましたが専門に狙うのは今回が初めて。ワタクシもかれこれこの業界長いんで、結構色々な船釣り経験してきましたけど、初めての釣りって新鮮ですよね。ドキドキしちゃいます。
今回釣行したのは3月9日、場所は飯岡港「隆正丸」さんhttp://www.ryushomaru.com/。ここの場所取りは船の釣座に自分のクーラーを置いて確保するスタイルですが、到着するとすでにクーラー満タン。ヒラメと同じように片舷での流し釣りですが、それにしてもこの釣りの人気の高さが伺えます。
ポイントまでは約45分で水深30㍍程の飯岡沖に到着。右舷に10名並ぶと隆正丸さんほどの大型船といえども若干窮屈ですが、それでも120号オモリ統一の流し釣りですから思ったほどオマツリはしませんね。
仕掛けは専用仕掛が市販されていない為(隆正丸さんでは外房キンメでよく使われる「ソウハチカレイ」の仕掛けを3本程に詰めて使用してるようです)、今回は自作しました。といっても枝スは市販品ですけど。
今回仕掛作りに使用したのがこちら ハヤブサの中深場五目用の替え針。好奇心旺盛のホウボウにはフラッシャーが効果的で、群れで行動するホウボウは大型の数釣りも期待できることから枝スは最低6号位が必要かと思います。市販のフラッシャー仕掛けでも良いと思うんですけど、基本底物のホウボウにはちょっと幹間が長すぎるような気がします。ワタシは幹間50㌢にクロスビーズで枝ス20㌢の3本針にしました。
で、開始早々からアチコチでポツポツと良型のホウボウが取り込まれます。ワタクシも周りの釣れてる人をチラ見しながら見よう見まねで誘っていると、「ゴゴンッ」という明確なアタリ。ムツ針使用のため向うアワセで途中心地よい引きを楽しみながら水面でチョウチョのように上がってきたのは50㌢近い大型。
前半は良いペースで上がっていたんですが、後半は潮の流れが止まりオモリも真下に落ちて流れない状態。で、結局ワタクシは4本でトップは14本でした。(←この竿頭の方、エサに船宿常備のサバ切り身ではなく、シコイワシを使っていたそうです。チラ見で確認しました。)
で、せっかく大きなホウボウが釣れたんで頑張って姿作りにしてみました(上手でしょ?)
最近釣りの腕よりも包丁捌きに自信を持つようになってきましたよ(^0^)
このブログを読んでくれている魚屋さんの社長さん、料理屋さんの社長さんがいましたら、もしもボクがこのお店で何かあったら宜しくお願いします(笑)
あとは煮付けと残ったらアラは濃厚な出汁が出る頭周りを海老に見立てて潮汁にしてみました。ホウボウって今まで淡白な魚ってイメージがあったんですけど、この寒ホウボウ(って言うのかな?)は脂乗り乗りで激旨です。腹を捌いたら東京湾の鯵みたいに内臓の周りにラードがたっぷり付いてました。今時期のホウボウ食べたらきっとイメージ変わると思いますよ。