肝パン先生
「どーしても、カワハギの肝和えが食べたいんや!!」
・・・というわけで、今シーズン当たり年でロングランの様相を感じるカワハギ釣りへ、何度となく企画しては時化で中止という紆余曲折を乗り越え、ようやっと1月27日行ってきました。
今回お邪魔したのは相模湾腰越港の「池田丸」さん。http://www5c.biglobe.ne.jp/~ikeda-m/ シーズン終盤ということで、大型船に総勢6名での出船です。
当日はベタ凪の中を走ること航程10分、江ノ島を東に望む腰越沖水深30㍍からスタートです。
ところで皆さんエサのアサリの剥き身締めるのに何使ってます?ワタクシが使っているのは
「あじしお」です。
塩でアサリを締めるのは一般的ですけど、「あじしお」には旨み成分である「グルタミン酸ナトリウム」(←つまり化学調味料の事)が含まれているのでカワハギに対して集魚効果も期待できます。つまりダイワの「アミノソルト」と同じ働きがあります。あっ、それなら「アミノソルト」買ってもらった方が良いや。当店では「あじしお」売ってませんから(笑)
ここのポイントは海底の起伏が激しく、カジメ場の上を流すので、少しでも油断するとすぐに根掛かりのオンパレード。しかもべラやトラギス・キタマクラといったエサ取りのご機嫌はすこぶる良く、底に仕掛けを着けると下針はたちまちやられてしまいます。
そこで仕掛けを少し宙層に上げ、活性の高い肝パンを狙います。
外道の多さに悩まされながらも、我慢の釣りをしていると明らかに他とは違う「カンカンッ」という心地よい金属音のアタリ。まあまあサイズの肝パンをゲットです。
「今日は難しそうだな~」なんて思いながらも、同行のおなじみチロちゃんを覗くと、な・なんと良型の肝パンを連チャンしてます!
まさかのドヤ顔4連発!!(笑)
上がってくるカワハギは何故か?良型ばかり。あーあ、始まりましたよ、聞いてもいないのにウンチクが(笑)。
完全に戦意喪失のワタクシ。それでもこのまま終わってしまっては帰りの道中チロちゃんに自慢話を聞かされるハメになっちゃいます。そこで・・・
起死回生の一発逆転「アオリ狙い!!」
後半カワハギ組は当たりも遠のき、ダラ~っとした時間が流れる中、一人黙々とエギをしゃくります。何かに憑り付かれたかの様に・・・すると、
「ズシンッ」
これよ、これ。この「ズシンッ」がたまらないのよ(^0^)
上がってきたのは約800㌘のアオリちゃん。アタリエギはアオリーQのゴールドサクラダイ。いや~ティップランも面白いけど、中オモリ式のシャクリ釣りも味がありますよね~。これでチロちゃんに大きな顔させないで済むわ(笑)
で、結局釣果はワタクシ15~23㌢を4枚(トホホ・・・)とアオリ1杯。チロちゃんはというと良型(27㌢位)を主体に7枚。チロちゃん、あんまり肝食うと体に悪いからもらってあげますよ(笑)
というわけで、釣りの帰りは・・・そう、ラーメンですね、正解!!
今回お邪魔したのは鎌倉 長谷の「らーめんHANABI」さんhttp://www.ramen-hanabi.com/。雑誌やTVで頻繁に紹介されているのでご存知の方も多いと思います。こちら腰越港からは車で10分ほど。釣りの帰りに寄るにはちょうどいい距離ですね。お味のほうは飽きのこない王道Wスープの醤油らーめんといった感じ。個人的な感想は当店の近くの栄龍軒http://www.eiryuuken.com/に近いかなぁ・・・。ともかくこれで、鎌倉方面に釣りに行く良い理由が見つかりました(^-^)
どーしても食べたかった肝和えは、今回「カルパッチョ」にしてみました。薄切りにした身の上に湯通しした肝のスライスを乗せて、白髪ネギと大葉を散らして特製ソースでいただきます。お味のほうは・・・
「いやー美味かった!」
魚屋さんで買うカワハギでは味わえない新鮮な肝。これこそ釣り人の特権ですね。