2009年10月19日の投稿

カツオ1本釣り・・・これはもはや漁なのだ

1年ぶりのご無沙汰でした。鮫島水産です(笑)

今年も行って参りました、カツオ漁!台風18号が来る前はキメジの模様が良かったのですが台風一過の10月13日、海の調子を心配ながらもオレはやっぱり「海の男!」博打は張らないと勝てないからねっ

場所はいつもの長井新宿港 竜海丸さんhttp://www.tatsumimaru.jp/いつものように港前でイワシの買い付けを行おうとしたところ・・・イワシがいない!急きょ江ノ島沖まで移動です。

定置網に入っているイワシを一網なんぼで買い付けます。これでカツオは釣れたも同然・・・・ならいいんですけどね(^-^)

イワシを積んで、船は一路西へ。初島周りでカツオのナブラを探しますが・・・台風後の影響で潮色が悪くカツオが浮き上がりません。周りのコマセ船も大苦戦している様子です。

しかーし!さすが船長!さすがオレが見込んだ男!(笑) やる気のありそうなナブラを発見!一目散に船を走らせて・・・イワシを撒くと・・・・「食ったどーーーーーー!!!」一本釣りの始まりです!

ナブラの規模は小さいながらも2~3㌔クラスの戻りカツオが船上にあがります。一本釣りの様子が写真にないのはみんな目の色変えて釣ってるもんだから写真撮る暇がないんです(^-^)

これが一本釣りで使用する専用竿と「ブッペ」と呼ばれるバケです。もちろんウチのお店には売ってません(笑) これを散水の中に流してイワシに見せて釣ります。さすが職漁で使用してる道具はすごいですね。よく釣れます。

 

結局遭遇したやる気のあるナブラはコレ一回きり。今回の水揚げは約50㌔くらい?ホントの職漁船ならぶっ飛ばされてます。ウチら(笑)

 

まぁそれでも家族で食べる分には充分なんで、今回もやりました「カツオのフルコース」。カツオのタタキに腹んぼ焼き、そしてオススメは右下のオリジナル「カツオのスタミナ山かけ大タニ風」

ヅケにしたカツオを出汁で溶いた山かけの上に乗せて、薬味に海苔・万能ネギ・玉子の黄身・ニンニクのすりおろしを乗せます。ご飯の上に乗せても、酒のつまみにも最適です。いっぱい釣れたらお試しあれ、バカ旨ですから。

そして左上が今回の秘密兵器(笑)カツオの心臓の塩焼きです。「ヘソ」と呼ばれ、焼津では珍味として名物になっていますがお味のほうは・・・コリコリしてて、鶏のハツに似ています。味は、まぁアリかなぁと思いますよ。

そして今回は「酒盗」作りに挑戦中です。捌いたカツオの内蔵(胃と腸)を綺麗に洗って包丁の背でヌメリを取り、細かく刻んで強めの塩を振って冷蔵庫で熟成発酵させます。でも5日経っても何も変化が表れないので昨日の夜、酒を振り掛けました。これが上手くいけばみなさんにもオススメします。鮫島水産の「カツオの酒盗 観察日記」ご期待ください(笑)