2014年02月22日の投稿

芦ノ湖に!「MIU あわび5g 8g」ジャイアント小田原店限定カラー 入荷!

大雪の影響で入荷が遅れていましたが、

「フォレスト MIU5g 8g あわび ジャイアント小田原店限定カラー」が入荷致しました!

いやー、芦ノ湖の解禁に間に合って良かったです。ひと安心(^_^;)

 

 

 

去年のオリカラ担当は当店のBossこと「森重さん」でした。

あの「アワビの金黒」にお世話になった方、結構多いんじゃないですか?どうでしょう。

森重さん、金黒めっちゃ好きですからね。一度、芦ノ湖で一緒に釣りをした際にワレットを覗かせてもらった事があるのですが…

もう「金黒」まみれやないかい、という(笑)

同じルアーの金黒を何枚も所持していました。よっぽど金黒が好きで、いい思いもしているのでしょうね。

 

ルアー釣りをやっていれば、人にはそれぞれ「得意カラー」というか、思い入れのあるカラーの一つや二つはあるもんですね。 

 

 

 

はい。今年のオリジナルカラー担当は私です。西村なのです。Year!HAHAHA!

今回のカラーは淡水海水問わず、やはり私の中でも「得意カラー」の内の一つです。

 

今日はモザイク解禁!!

こんな色ですぜ↓↓

↑表面。

ブルーメタリックに「あわび」を乗っけてみました。綺麗でしょ。

↑裏面。ここに私の独断とド偏見が詰まっています。

紺色です。この紺色に関しては、だいぶコダワリました。ただの紺色では無く、この紺色じゃないとイヤだったんです。

 

 

 

画面では色の感じ全て伝わらないのが、なんとも歯痒い感じなのですが、

 

この紺色は艶消し仕様で、なおかつ見る角度、光の当たる加減によって色の濃度?濃淡と言いますか、見え方が微妙に変わるんです。

マジョーラのような?この妖しげなカラーがすごくいいんです。

 

ではでは、この紺色について説明させて下さい。(キョウノハナシハ、ナガイヨ!カクゴシテクダサイ。)

数年ほど前、管釣りに飛ぶ鳥を落とす勢いではまっていた時期がありましてですね…。(今も好きだけど)

「紺色」のスプーンってね、クリアポンドでよく釣れるんですよ。よく釣れる、というか大きく外す事が少ないんです。

私の中では、切り札的カラーなんです。

「カラーに困った時。」

「カラーについて考えずに釣りしたい時。」

そんな時にこの「紺色」によく頼っていたんです。僕は基本的に、

「足柄キャスティングエリア」、「裾野FP」、そして今は無き「柿田川FS」

 

この3つがホームエリアなのですが、3つとも水が綺麗な所なのです。紺色に頼る機会は多かったですね。

そもそも「紺色」を多用するキッカケとなったのが…

↑これです。オフィスユーカリの「心」0.8g、1.2gの「裾野FP限定カラー」です。今はもう販売してないのかな?

 

「西村くん、水が綺麗な所で紺色って安定して釣れるんだぜ。。誰も使ってないしな。」

と、場長の飯塚さんに教えてもらったのです。試しに買ってみて使ってみると…あぁ、なるほど、と。

 

そこから「紺色」は私の中で切り札的カラーになっていった訳です。

それから色々な紺色を見つけるたびに使っていたのですが…

上の写真の「フォレスト MIU2.2g 第?弾カラー」の…って、カラー名も忘れちゃったのですが(;^_^A

この紺色は特に気に入っていました。見る角度で色の濃度が微妙に違って見えるこの感じ。実際によく釣れました。

しかも!フォレストの、この紺色は、後にも先にも(今現在も)このカラーでのみ使われているという、少しレアなカラーでした。

 

あまり深い所までは言えないのですが…僕は過去にもフォレストさんにお願いしてオリジナルカラーを作ってもらった事があるんです。

いくつかカラーを作って販売したのですが、その中に例の紺色を使用したオリカラも製作しました。

…やっぱり良く釣れたんですよね、その紺色って。クリアポンドではもちろん、ディープレンジにも強いカラーでした。

 

 

 

この記事の、上から3枚目の写真にその時の「紺色」を使った「MIU1.5g~3.5g」と「M2」が写っています。

 

 

 

で、ここで話を戻しますと。今回、私が「オリジナルカラーのMIU」に求めたのは、

 

 

 

 

 

☆なんだかんだ芦ノ湖は魚が喰いしぶったり、プレッシャーがかかるとタナが深くなるから、そんな時でも釣れる色。

 

 

 

☆誰も使っていなさそうなカラー。

 

 

 

☆大型のレインボーはアベレージサイズより少し下に居る事が多いので、そんなデカマスを狙い撃ちしたい。

 

 

 

☆朝マズメ、夕マズメでも魚が見やすく、なおかつ魚が驚かない色。

 

 

 

っと言った感じでしょうか。。。。

そこで「あ、あの紺色でもう一回オリカラ作ってみよっかな?」っと、なった訳です。

 

 

 

…で、ここからは「色彩学」について、です。まだまだ続きます。。今回のオリジナルカラーには、

 

「プルキニエ現象」

 

というのも狙ってのカラーです。初めて聞く単語だとは思いますが…。全部説明するのが

ヒジョーに難解で複雑なので、各自「インターネッツ」で調べてください(なげやり 笑)

 

簡単に説明するとですね。。。

 

「暖色系(赤、オレンジ等)の色は明るいところで見ると明るく見えるけど、光が少ない所だと見えづらくなる。

 

反対に、寒色系(青、紫)の色は、明るいところで見ても暗く見えるけど、光が少ない所だと暖色系の色より、はっきりと見える」

 

これを「プルキニエ現象」と言うのです。

 

例えば、ダイバーズウォッチ。水中で使うことを想定した上で、水深がある所に潜っても壊れないようになっている時計です。

これ、オメガ社の「シーマスター プロフェッショナルダイバー」の写真です。

基盤の色が紺色ですよね。

これは光が届きづらい水深まで潜水した時に最終的に一番よく見える色だから、なのです。

道路標識の看板。

これも青色になっているのは、暗くなってきた時でも人間が見やすい色、っと言うわけなのです。

 

町の中にもさりげなく「プルキニエ現象」が潜んでいたりします。

 

 

 

釣りの世界で例えると…ティップランエギングで「パープルカラー」のエギがバカ当たりする事、

タチウオジギングではよく使われる「紫色のメタルジグ」

ここらへんも、「プルキニエ現象」が絡んでると思うんですがね、私は。。。

 

 

ここで話を戻します。

芦ノ湖のマス達は機嫌が悪かったり、寒すぎたりするとすぐに底に張り付いてしまいますよね。

 

底→表層よりかは太陽光が届きづらい暗い所。

 

ですよね?あれ、これはもしかして「例の紺色」は光量が少ないボトム付近を泳がせた時に魚から見やすい色なんじゃないの…?

 

というのが今回のオリジナルカラー作成の経緯でした。長かった… 笑

 

表面には、「ブルーメタリックの上に『あわび』を貼って派手過ぎずにアピール。」

裏面には、「紺色で、光が少ない所でもしっかりと魚に見せて、角度によって色の濃淡が変わる紺色で魚がスプーンに対する興味を失わせないように。」

 

…そんなイメージで作ってみました。

ボトムのみならず、

光量が少ない朝マヅメや夕マヅメにもきっと活躍するはずです。

 

私の自信カラーです。ぜひぜひ、使ってみて下さいね。